2023年10月3日(旧暦八月十九日) 小谷城 元禄二年八月二十日(1689年10月3日)

芭蕉は木ノ本宿を出発、北国脇往還を進みます。長浜を通り琵琶湖東岸沿いに南下して京に向かう北国街道(中山道信濃追分から別れ善光寺から直江津に向かう江戸幕府が整備した街道も北国街道といいますので、信濃・近江と区別したり、こちらを旧北国街道と呼んだりしているようです。なお、古代から畿内と敦賀を通り越の国をつなぐ道は「北陸道」で、北国街道と重なる所も多く呼称が混在しています。)と木ノ本で別れ中山道関ヶ原宿に向かう街道が北国脇往還(信濃の北国街道は北国脇往還との呼び名もあるようでややこしい。ただ、江戸時代は近江の北国街道と北国脇往還はどちらも「北国海道」と呼ばれていたとのこと。)です。どの車も滋賀ナンバーなのに小さな驚きを感じ、なぜか戻ってきたんだと想いました…


写真右:小谷城址、中:お市の方と浅井三姉妹、右:姉川の古戦場 

小谷城は浅井三代の居城で城下町は整備され賑わっていましたが、浅井長政が信長に攻め滅ぼされた後、秀吉は戦功により拝領した長浜にその中心部を移転させました。長浜市大谷市場町(現元浜町)は小谷城下町から移された町だそうです。

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