2023年10月2日(旧暦八月十八日) 路通 元禄二年八月十九日(1689年10月2日)

「翁の行脚をこの港まで出でむかひて / 目にたつや海青々と北の秋」という句を、路通は残しています。色の浜に行った気配はありませんので、芭蕉が戻った十七日頃に迎えに来たとしておきます。

気比の松原に立って、色の浜方面を見やって詠んだのかもしれません。

結局、芭蕉と共に天屋に二泊し、十九日大垣に向けて敦賀を発ちました。路通は、当初おくのほそ道の旅随行者の有力候補でした。

「露通も此みなとまで出むかひて、みのゝ国へと伴ふ。」

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