2023年8月26日(旧暦七月十一日) 市振 元禄二年七月十二日(1689年8月26日)

市振宿の北の入口には「海道の松」が植わっており、北からの旅人にとって親不知などの難所越えの終点であり、南からは難所に向かう起点でした。「松とその樹下は、一体のものとして神宿る場であり崇められ、旅の安全を願い、旅の安全感謝する地でもあった。」と案内板に解説されています。

現在は植え替えられて、何代目かのひょろっとした松が立派な添え木に寄り添うように立っています。

左の写真は、市振宿北からの入口。中央三叉路のところの松が「海道の松」、左が旧街道で関所、右に行くと市振の港があります。

元禄時代にも海道の松はあったかもしれませんが、おそらく芭蕉と曽良はその下を通ってはいないでしょうが、宿泊したといわれる桔梗屋から240mの距離ですから見物には来た可能性はあります。


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