2023年7月2日(旧暦五月十五日) 分水嶺 元禄二年五月十六日(1689年7月2日)

 

「堺田」は出羽と陸奥の境に位置することからきている地名ですが、JR東日本の東陸羽線の堺田駅は、太平洋と日本海の分水嶺にありますので、言うなれば太平洋と日本海の境でもあります。

小川を流れてきた水が駅前で左右に分かれています。東(写真では右側)に行く水は、やがて北上川となり芭蕉が五日前に発った石巻から太平洋に注ぎます。一方、西(写真では左側)に行った水は、最上川をたぎらせ、芭蕉が訪れる酒田の港から日本海に入ります。

もし芭蕉が知ったら、喜んでくれたでしょう…

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