2023年6月9日(旧暦四月二十一日) 須賀川宿 元禄二年四月二十二日(1689年6月9日)
「二十二日 須か川、乍単斎宿」と曽良は旅日記に記録しています。乍単斎は、須賀川の駅長、豪商・俳壇の中心人物で、芭蕉とは長年の知己であった相良等躬の別号です。
この日矢吹の宿を出た芭蕉と曽良は、須賀川宿の到着しました。この間三里ほどですから、昼前には着いたのではないでしょうか。等躬にあった喜びを「かの陽関を出て故人に逢なるべし」(俳諧書留)と記しています。
おくのほそ道本文には「すか川の駅に等窮といふものを尋て、四、五日とどめらる。先(まづ)『白河の関いかにこえつるや』と問(とふ)。「長途のくるしみ、身心(しんじん)つかれ、且は風景に魂うばゝれ、懐旧に腸(はらわた)を断て、はかばかしう思ひめぐらさず。』」とあります。
須賀川市は、ウルトラマンの生まれ故郷であるM78星雲 光の国と300万年をつなぐ姉妹都市ということで、メインストリートにウルトラマンシリーズの有名キャラクターの等身大のフィギュアが並んでいます、円谷英二の出身地なんです。
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