2023年6月4日(旧暦四月十六日) 猶宿。雨降。元禄二年四月十七日(1689年6月4日)

曽良は、 高久「角左衛門方ニ猶宿。雨降。」と旅日記に記しています。

そして、この日に「那須の篠原を訪ねてなほ殺生石を見んと急ぎ侍るほどに雨降り出でければまづこのところにとどまり候/ 落ちくるやたかくの宿の時鳥 翁/ 木の間をのぞく短夜の雨 曾良」との書付を芭蕉は角左衛門に授けましたが、「おくのほそ道」には「野を横に」を選び、高久での時鳥の句は採用しませんでした。


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