2023年6月15日(旧暦四月二十七日) 十念寺 元禄二年四月二十八日(1689年6月15日)
「発足ノ筈定ル」
芭蕉一行は、須賀川を出立するはずのところを引き留められました。十念寺などを参詣してます。
現在、十念寺には芭蕉の句碑(風流のはじめや奥の田うえ唄)が建っていいます。
また、須賀川出身で江戸時代末にかけて活躍、慶応元年(1865年)九十歳で亡くなった市原多代女の句碑もあります。「終に行く道はいずこぞ花の雲」(辞世句)
なお、相楽家の菩提寺長松院には一族の墓所があります。芭蕉より少し年長だった等躬は正徳五年(1715年)まで長生きしました。享年七十七歳でした。長松院には辞世の句碑も建っており、辞世句は「あの辺はつく羽山哉炭けふり」です。
左の写真は、相楽家の墓所で、中央白い標識の右が等躬の墓碑です。その上に並ぶ笠のある三つの墓碑は古いもので寛文(左)、延宝(右)、貞享(中)年間です。等躬の祖父や父などでしょうか。
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